MBAノート

2016年1月から、単科生としてグロービスへ入学しました。 2年をかけてMBA取得に向けて勉強していきます。 MBAの授業内容を、授業の振り返りとして載せていきます。 MBAに興味がある方や、仕事に行き詰っている方々の参考になればと思います。

主張を根拠で支える⑵ 演繹的思考

こんばんは。

 

昨日はクリティカルシンキング4日目の授業でした。

単位認定のためのレポート提出の回であったこともあり、

非常に学びの多い授業でした。

クリティカルシンキング4日目の授業の中での気づきについては、

後日お伝えさせていただきます。

 

前回は、「帰納的思考」について学びました。

これは、個々の事象から全体(法則性)を推定するものでした。

 

帰納的思考に対して、

今回は、「演繹的思考」についてです。

まず、なんて読むのか悩みませんでしたか?

私ははじめ読めませんでした…

 「演繹 = えんえき」と読むそうです。

 

本題に入ります。

演繹的思考をグロービスでは、

「一般論(ルール)を当てはめて結論を出すこと」としています。

 

 人は皆死ぬ(前提)

 ソクラテスは人間である(現実への当てはめ)

 ソクラテスは死ぬ(結論)

 

といった具合です。

 

で結局、演繹的思考にどんな価値があるのか?

それは、前提条件を発見するにあります

 

コミュニケーションにおいても、

ある2人が議論をしているとして、

互いが持っている「前提条件」を省略し、事象と結論だけを伝え合うと、

話がかみ合わず摩擦が生じます。

 

互いの「隠れた前提」は何かをすり合わすことで、

円滑なコミュニケーションが取れるようになります。

 

ビジネスの現場では、「初期仮説を立てる」場面よりも、

「仮説検証」の場面で活躍します。

 

 この〇〇事業は儲かる(結論)に対して、

 どのような前提を準備すれば、この主張を根拠で支えられるのか?

 その根拠(前提)を考えることができます。

 

根拠のある主張を構築するための論法として、

前提条件をあぶり出す手法として是非活用してもらえたらと思います。

 

 実際私も、全く馬が合わず喧嘩ばかりしていた人と、

 この前提を確認しながら話し合うことで、

 これまで喧嘩ばかりしていた原因が前提条件のズレにあったことを

 発見し、スムーズに話し合いをすることができるようになりました。

 

次回は、そんな素晴らしい「演繹的思考の違った使い方」についてです。 

 

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主張を根拠で支える⑴ 帰納的思考

こんばんは。

 

月曜日にはアカデミー賞の発表がありましたね。

ついにレオナルド・ディカプリオがオスカーとりましたね!!

レオ様ファンとしては嬉しかった!!

リアルタイムに見たかったけど…

 

過ぎたことは仕方がないので、

今日は、帰納的思考」についてです。

人の思考は、大きく分けて

帰納的思考」と「演繹的思考」に分けられると言います。

 

帰納的思考」とは、

事象Aと事象Bから共通点を見つけることで、結論を引き出す論法です。

 

要するには、事象を集めて法則性を導き出すものです。

 

 犬Aは死ぬ

 犬Bは死ぬ  →  犬は死ぬ

 犬Cは死ぬ

               ※犬好きの人すいません。

といった具合です。

 

帰納的思考には注意が必要です。

帰納的思考は絶対に正しいとは言えません。

 

 ビールは液体だ

 ワインも液体だ  → 液体は酔っ払う

 焼酎も液体だ

       

これは違います。

個々の事象から全体を推測していくため、

事象(データ)の数が重要です。

1より10、10より100といった具合に、

たくさんの事象からは、より正確な法則性を見出すことができます。

 

帰納的思考をうまく使うことで、

クリティカルシンキング「STEP3」の初期仮説を立てやすくなることうけあいです。

しっかりと根拠で支えられた仮説(主張)を組み立てることができると思います。

 

次回は、「帰納的思考」に対して「演繹的思考」についてお伝えします。

 

 どちらも大切ですが、

 私は、特に「演繹的思考」を理解して

 ビジネスに活かしていきたいと思っています。

 

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MECEで完全に分解できない時には?

こんばんは。

 

今回は、前回の「MECE」についての

MECEで完全に分解できない時には?です。

 

MECE」とは1つの漏れなく、ダブりのない切り口で分解することを

お伝えしました。

 

今回は、「そんなこと言ってもすべて綺麗に分解できないんじゃないの?

という疑問に答えていきます。

授業の中で私も思いましたが、さすがはグロービスです。

しっかりと答えてもらえました。

 

これだけ押さえれば大きな漏れやダブりはないとみなせる切り口とすればいい

というものでした。

 

「仮説を立てるときにも、完璧な仮説などない。

ビジネス世界の中で、この知識・技術を活かしていくとすると、

完璧を求めては時間がいくらあっても足りない」

とよく言っています。

 

そこで、

 4P(product/price/place/promotion)

 3C(customer/competitor/company)

などの先人が作った切り口を使ったりします。

 

授業の中では、

 「モノ」「人」「時間」「場所」に着目する方法を教えていただきました。

 

ビールを「MECE」で分解するグループワークをした際に、

漠然と分解するのと、この4つに着目して分解するのでは、

スピードと量が格段に違いました。

 

このように、漏れなくダブりなく

でも、完璧な切り口では分解できない時には、

これだけ押さえれば大きな漏れやダブりはないとみなせる切り口で分解する

ことを意識して、1つの事象を分解していきます。

 

この「MECE」で分解することで、事象を多面的な視点で見ることができ、

特徴や傾向が把握しやすくなります。

 

次回は「ビッグワード」についてです。

 

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ビッグワード

こんばんは。

 

今日は、補完スキルシリーズの

BIG  WORD」についてです。

 

「BIG  WORD」とは、韓国のアーティストではありません。

こんな小粋なギャグを入れるほど、ブログにも少し慣れてきました。

 

そんなことは置いておいて、

「BIG  WORD」とはすなわち、「抽象的な言葉」です。

 

効率化・最適化・改善・推進・再構築・徹底・検討・抜本的・シナジー 等

 

クリティカルシンキングの中では、

抽象的な言葉は、曖昧な行動しか生まないと言っています。

 

例えば…

「差別化」を図るべき

 「何が」「どう」違い、「どれだけ模倣が困難で」

 「どれだけ価値を発揮するのか」がわからないと意味がない

 

「BIG  WORD」は、聞こえはいいが、

実は思考が停止している言葉だと言っています。

 

仮説の検証の中などでも「BIG  WORD」しか出てこない場合は、

まだ思考が不十分なことが多い証拠です。

 

ビジネスの世界では、具体的な行動を生む具体的な言葉を使っていきましょう。

 

 私も仕事の中でよく使います…

 よくどころではなくしょっ中です…

 確かに、抽象的な言葉で表現したことは、

 知らぬ間に忘れ去られていることが多いですね。

 私も注意していこうと思います。

 

次回は、「主張を根拠で支える⑴」です。

 

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MECE(ミーシー)

こんばんは。

 

今日のAM11時までにグロービスへレポートを提出の宿題があったので、

昨日はヘロヘロになりながら、レポート作ってました。

 

なんとかギリギリの10時に提出しました…

疲れました…

 

そんなこんなで、

今日は「MECE(ミーシー)」についてです。

 

MECE」とは、

「1つのテーマを、漏れなくダブりなく複数の要素に分解すること」

 

まずは、全体を分解することから始まります。

 

分解は、2月21日の「複数の初期仮説を立てる」の記事の中で

全体を「層別」「変数」「プロセス」の切り口の分解例を説明しています。

その分解する切り口として、

漏れなくダブりなく」に注意しましょうということです。

下は、よくやってしまう漏れやダブりの図です。↓

f:id:th-note:20160227220728p:plain

MECE」の例を見ていきます。

性別:男性・女性

都道府県:北海道・秋田県青森県鹿児島県沖縄県

月:1月・2月・3月…

 

授業の中で出たのは、

視力の矯正方法は?

「裸眼・メガネ・コンタクトレンズ

…ここで、「レーシック」を忘れてしまうと、漏れが生まれます。

 

ここで、すべてが綺麗な切り口で分解できるのか?

と思えてきますね。

 

次回は、「MECEで完全に分解できない時には?」で説明します!

初期仮説を深める

こんばんは。

 

今日は、「初期仮説を深める」です。

 

初期仮説を深めるとは、仮説を検証できるレベルまで具体化することです。

 

初期仮説は、あくまで仮の答えであって検証が必要です。

この検証するために、仮説を具体化する必要があります。

 

課題の中にあった「国内ビール市場の出荷数減少の原因」を考えてみると、

 

「抽象的な仮説」

  ビールは節約対象となりやすいので、授業が減っているだろう

 

「具体的な仮説」

  可処分所得が増えない30歳代後半〜50歳代の人たちが、ビールの

  代替手段として安価な発泡酒第三のビールを選択するよになったため

  ビールの需要が減っているのではないか?

 

初期仮説に対して、

「なぜそう思うのか?」 「具体的には?」

という問いに答えながら、

初期仮説を深めていきます。

 

 私が作成した資料では、全然具体的にできていませんでした。

 具体的にする方法として、先日の「分解」を活用しながら

 「なぜそう思うのか?」と問うていく癖をつけていこうと思いました。

 

次回は、STEPについては少し休憩し「MECE」についてです。

 

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初期仮説を立てる際の注意点⑵

こんばんは。

 

今日は、前回に引き続き

「初期仮説を立てる際のポイント⑵」です。

 

前提を意識する ※授業の中ではこのポイントが心に残りました

 

仮説を作る際に、自分の中に前提(思い込み)があることに注意が必要です。

2月13日にお伝えした事例の中で

 

 10店舗の中で、この1店舗だけ売上が停滞気味なのか?

 

というイシューに対して、私は

 

 プロモーション方法に問題がある

 

という仮説は立てませんでした。ここには、

 

 10店舗を持つチェーン店はプロモーションを一括して行なっている

 

という前提(思い込み)が潜んでいます。

 

これはなかなか厄介だと感じています。

自分がどのような前提を持って仮説を立てているのか

振り返る作業が必要になります。

気付こうとしないと気付くことができないため、

定期的な確認をする必要があります。

 

この前提については、後日の「演繹的思考」についてで詳しくお伝えします。

 

 前提を意識することについては、授業の中で本当にハッとしました。

 隠れた前提を意識する必要があると言われて、

 自分の資料を見てみると、前提については全く触れておらず、

 私の思い込みが入りまくったものになっていました。

 私も振り返る癖をつけなくてはいけないと痛感しました。

 

次回は、「初期仮説を深める」です。

 

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