MBAノート

2016年1月から、単科生としてグロービスへ入学しました。 2年をかけてMBA取得に向けて勉強していきます。 MBAの授業内容を、授業の振り返りとして載せていきます。 MBAに興味がある方や、仕事に行き詰っている方々の参考になればと思います。

初期仮説を立てる際の注意点 ⑴

こんばんは。

 

今日は、先日お伝えした

「初期仮説を立てる際のポイント」についてです。

 

まず、初期仮説は複数あげる

 

一つの初期仮説だけで考えを進めてしまうと、

他の可能性を見落とすことになってしまいます。

 

思い込みだけで思考を進めないため、

他にどのような可能性があるかを考え、

複数の初期仮説を立てる必要があります。

 

複数の書記仮説を立てるため、

他にも考えられないかと、仮説を広げます。

 

そのために「分解」という方法を使います。

⑴ 層別分解

 年齢(10歳代・20歳代・30歳代 など)

 地域(国別・県別・市別・町別 など)

 時間(世紀・年・月・季節 など)

 モノ(メーカー・機能・価格 など)

このように、「人」「時間」「場所」「モノ」の切り口で分けていくこともできます。

 

⑵ 変数分解

 売上=客単価*客数(客単価・客数)

 利益=売上ー費用(売上・費用)

このように、要素を構成する複数の変数に分けることもできます。

 

⑶ プロセスに基づく分解

 AIDMA(気づく→興味を持つ→欲しくなる→覚えておく→購入する)

このように、どこにどのような特徴や課題があるかといった視点で分けていくこともできます。

 

他にも、分解する切り口はたくさんあると思いますが、

ここでは3つを紹介しておきます。

 

このように、分解しながら仮説を広げていきます。

 

そして、複数の仮説を立てたら、

イシューにインパクトを与えやすい仮説の順に

仮説に優先順位をつけていきます。

 

その後、仮説を検証していきます。

もれなくイシューに答える仮説を立てる方法、

さらに、効率的に検証するための

初期仮説を立てる際のポイントでした。

 

 仮説を立てる作業には、本当に苦労しました。

 仮説を立てては壊すを繰り返しました。

 実際の授業の中では、クラスメイトの仮説の視点の鋭さと

 検証のための情報の質の高さには驚きました。

 私もクラスメイトに負けないように頑張ろう!!

 

次回は、「初期仮説を立てる際の注意点⑵」です。

 

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初期仮説を立てる

こんばんは。

 

3日ほど間が空いてしまいましたが、

今日は「初期仮説を立てる」です。

 

今週の水曜日にも授業があり、みっちり頭を使ってきました。

次回3月3日の授業までに、

宿題ではなく、レポートの提出があるため、

このブログを更新した後は徹夜でレポート作成です!!

 

話が少しそれましたが、

今日は「初期仮説を立てる」です。

 

まず、

初期仮説とは、ある問いに対する、その時点での仮の答えです。

これから検証し、根拠を示す必要があるものです。

「イシュー(論点)」に応えるために「枠組み」を考えます。

枠組みの中に、イシューに対する答えの仮説を立てていきます。

 

例えば、

2月15日の記事であげた

 なぜ私は、この部屋をこんなにも寒いと感じているのか?

というイシューに対して、

 1ルームの部屋に窓が4箇所あり冷気を取り込みやすく暖気を逃がしやすい

という初期仮説を立てました。

 

この仮説に対して、

 窓は冷気を取り込みやすく暖気を逃がしやすいのか?

 この部屋の窓は冷気を取り込みやすく暖気を逃がしやすい窓なのか?

などを検証していくのです。

 

初期仮説を立てることで、思考を深めていく上での方向性を決めることができます。

初期仮説がなければ、むやみに情報を集めざるを得なくなります。

効率的にイシューに対する考えを深めるために、

初期仮説を立てることが重要になります。

 

 STEP1 イシュー(論点)を定めます

 STEP2 枠組み(フレームワーク)を定めます

 STEP3 初期仮説を立てる

 

これまで3つのステップを踏んできました。

 

次回は、初期仮説を立てる際の注意点についてお伝えします。

 

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枠組みを作る注意点

こんにちは。

 

今日は、前回より進めている「枠組み(フレームワーク)」の注意点です。

 

寒すぎる部屋の解決方法を引き合いに出し、

情報の漏れをなくすことを重点に「枠組み」を考えました。

抜け漏れのない論点のセット」を考えることのほかに、

イシューにダイレクトな枠組み」を考えることも重要です。

 

抜け漏れのない論点を考え、「枠組み」を作れたとしても、

イシューに繋がっていなかったり、関係が薄い内容では、

重要な論点を見逃していることになりかねません。

 

そのため、イシューを特定する段階で、

できる限りイシューを具体的にしておくことです。

 

本当に解決したいイシューを具体的に特定できていないまま

枠組みを作ってしまうと、適切な枠組みを使えているのか

わからなくなってしまいます。

 

しっかりとイシューを具体的に特定し、

イシューにダイレクトな枠組み」を作っていくことが大切です。

 

次回は、STEP3「初期仮説を立てる」です。

 

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枠組み作りの事例

こんにちは。

 

今日は、先日の「枠組み(フレームワーク」を

実生活で生かした事例を紹介します。

笑ってしまう内容ですが、1月に新しいマンションに引っ越しました。その部屋が屋外よりも寒いのではないかと思うくらい寒く、何をどうしようかと考えた時の枠組みです。

 

■イシュー
 なぜ私はこの部屋をこんなにも寒いと感じているのか?
 (なぜ部屋が寒いのかとイシューを設定すると、論点が狭くなってしまいます)
 
■枠組み
 ①建物因子
 1ルームの部屋に窓が4箇所あり冷気を取り込みやすく暖気を逃がしやすい
 ・築年数が古く、窓や扉に隙間があり冷気が入りやすく暖気を逃がしやすい
 ・真下の部屋に入居者が住んでおらず、真下の部屋の冷気を床から取り込んでいる
 ・部屋が北・東に面しており、日中の日差しが入りにくい
 ・四方に部屋がなく外気に囲まれており、冷気を取り込みやすく暖気を逃がしやすい
 
 ②個人因子
 ・私が寒がり
 ・薄着で着込みが足りず、寒いと感じている
 ・引っ越しをする前の地域が暖かく名古屋の寒さに慣れていない
 ・仕事帰りの夜から朝と、1日の中で気温が低い時間帯に部屋で過ごしている
 ・部屋やマンションに幽霊がおり、物理的寒さ以外の寒さを感じている
 
 ③環境因子
 ・日本の冬は寒い
 ・名古屋の冬は寒い
 ・引っ越す時期が暖冬から急激に寒くなる時で、寒さを感じやすいタイミングだった
 
寒さの理由に使える既存の枠組み(フレームワーク)がなかったので、
なぜ寒いと感じているかを考え、情報を括っていきました。
これにより、寒さの理由に対しての漏れを無くすことができ、
最適な解を求めることができました。
 
私は窓にプチプチを貼りまくり、カーペットを買いました
あとは、暖かい服を着込むだけです!!(結局…笑)
 
こんな感じで、普段の生活や仕事の中でも活かせることを実感しました!笑
 
次回は、枠組み作りの注意点です。
 
 
 

 

枠組み(フレームワーク)を作る

こんにちは。

 

今週末は暖かくなると言われていましたが、

私は家から出ずに来週の授業のための課題を作っています。

愛知県の今日は朝から雨のようですね。さっき気づきましたよ…

 

今日は「枠組み(フレームワーク)を作る」についてです。

 

前回の「イシュー(論点)を特定する」についてまとめましたが、

枠組みは、「イシューの問いに対する論点(問い)のセット」を考えることです。

 

論点のセットということに対し、私も未だ完全に腑に落ちていませんが、

具体的には、「〇〇というイシューに答えるためには、AとBとCという論点さえ確認できれば良い」と言うためのA・B・Cの問いを考えることです。

 

例として、2回目の授業の課題をもとに見てみます。

私は、ドラッグストアチェーン の店舗運営支援の担当者です。

担当する10店舗の店舗の中で、1店舗売上が停滞気味です。

「なぜ売上が低下しているか?」を考えます。

 

イシューは、「10店舗の中で、この1店舗だけ売上が停滞気味なのか?

このイシューに対して、枠組みを考えていきます。

ここで私は「3c」という枠組みを使いました。

市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)

                                     ※3cについては後日

 

市場(customer)」

 ・景気が悪くなり消費が落ち込んでいる?

「競合(competitor)」

 ・近所に類似店舗ができた?

 ・地理的環境の変化? (競合店舗の近くに駅ができた)

 ・代替手段の台頭? (ネット通販・大型スーパー)

自社(company)」

 ・品揃えが悪い?  ・商品のレイアウトが悪い?

 ・陳列方法が悪い? ・店員の営業力が弱い?

 

と考えました。

 

この時に、

なぜ売上が停滞しているのかを考えながら「枠組み」を作り括っていくことで

情報の分類・整理ができ、情報の漏れやダブりMECEがなくなります。

                                    ※MECEについては後日

 

この枠組みを考える授業の中で、

先生が「使えるのであれば、既存の枠組み(フレームワーク)」を活用する」

と言っていました。

 ①適切な枠組み(フレームワーク)を選ぶこと

 ②情報や問いを括っていきフレームワークを作ること

この2つを考えながら、枠組み(フレームワーク)を作り情報を整理していきます。

 

これが枠組みを作ることがです。

 

これだけでは「ん?」となってしまうと思います。

私も説明しきれていない自覚はあります。

 

次回、「枠組み(フレームワーク)作り」を生活の中で生かした内容を

お伝えします。

これで少しはピン!!ときてもらえればと思います。

 

 

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イシューの捉え方

こんばんは。

 

今日は、前回の「イシューを特定する」についての注意点についてです。

 

クリティカルシンキングの授業の中で、「イシュー(何を論じるか?)」を決める際に、イシューの範囲について事例をもとに学びます。

 

Q,あなたはカフェの責任者です。そのお店のランチの時間帯に、待ち時間が長いというクレームがありました。そこであなたはどう対策を立てますか?(確かこんな問題)

 

ここで、イシューを「ランチの待ち時間をなくす」と捉えてしまうと…

スタッフの教育をしよう!!ランチメニューを工夫しよう!!などの答えになります。

 

しかし、お客からのクレームは「待ち時間が長い」ということです。これはお客様が「待ち時間が長いと感じている」ということになります。

 

適切なイシューとは、「待ち時間を長いと感じさせない対策」となります。

こう考えると、待ち時間の間にゲームに参加してもらい待ち時間を待ち時間と感じさせないという対策を立てることができます。

 

このように、イシューの範囲を小さくしてしまうことで、論じることの範囲が狭くなってしまい大切なことが漏れてしまうことのなってしまいます。

 

イシューの特定を間違えてしまうと、その先の「枠組み」や「仮説」にまで影響を及ぼしてしまいます。(「枠組み」「仮説」は後日ですm(_ _)m)

よって、「イシューの特定」は出発点であるがゆえに非常に重要であり、非常に難しいのです。

 

皆さんも、会議などで「イシュー」を意識して話を聞いてみてください。論点がずれていることに気づくはずです。(私は授業の翌日に、イシューがズレまくる会議に参加しました)

 

次回は、「イシューを特定」した後に行う「枠組み」についてです。

 

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イシューを特定する

こんばんは。

 

今日は、クリティカルシンキングの授業の一部をお伝えします。

グロービスクリティカルシンキングの科目は、3時間の授業を6回行う構成となっています。

 

今回は1日目の授業内容をご紹介します。(実は既に2回目の授業が終わっています…)

 

1日目の授業の最初には、クリティカルシンキングの中で最も重要で最も難しい(私は…)「イシュー特定する」について学びます。

 

この「イシューを特定する」とは、「そもそも何を考え論じるべきなのか(問い)」を特定することです。

 

皆さんも経験の中で、会議で話し合っているうちに、話し出した当初の目的と違う内容の話をしていると感じたことはないでしょうか?

 

これは、会議の中で何を考え論じるべきなのかを見失っている瞬間です。イシューを特定しないことで、「論じるべきこととは関係のない情報を、長々と調査・分析をしてしまう」ことが起こります。ビジネスの現場では、「聞き手が関心を持っていない内容について、延々と話し続けてしまう」結果に陥ります。

 

このような事態に陥らないように、論じるべき点を明確にしておくことが重要になるのです。クリティカルシンキングの出発点は、この「イシューを特定する」ことになるのです。

 

次回は、「イシューを特定する」についての注意点についてご説明します。

 

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